キプロス正教会の最高指導者クリゾストモス2世大主教のローマ訪問が12日より始まった。
クリゾストモス2世は、2006年11月にキプロス大主教に登位した。パフォス府主教時代の2005年、キプロス正教会使節として教皇ヨハネ・パウロ2世の葬儀と、教皇ベネディクト16世の着座式のためバチカンを訪れている。バチカン側も、クリゾストモス2世の着座の際には使節を派遣している。
クリゾストモス2世のローマ公式訪問は17日(日)まで続き、この間、大主教は聖ペトロ大聖堂をはじめとするローマの主要バシリカや、ギリシャ正教共同体に託された聖テオドーロ教会、またカタコンベなどを訪問。14日(木)には、教皇庁立ウルバノ大学で名誉博士号を受け取る。
そして、教皇庁国務長官、キリスト教一致推進評議会、諸宗教対話評議会、正義と平和評議会の議長らとの会談を経て、16日(土)に教皇ベネディクト16世と会見の予定。
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