教皇ベネディクト16世は、21日、東方アッシリア教会の総主教マール・ディンハ4世の訪問を受けられた。
教皇は歓迎の挨拶で、1994年のマール・ディンハ4世と教皇ヨハネ・パウロ2世の歴史的会見において発表された信仰に関する共同声明を思い起こされ、これを機会に設置された神学対話共同委員会がもたらした実りを喜ばれた。
そして、キリスト者の完全な一致という最終目的を見失うことなく、同委員会がこれからも障害を乗り越え対話の歩みを続けていくことを望まれた。
またこの席で、イラクをはじめ中東のキリスト者が現在置かれている困難な状況に深い憂慮を示された教皇は、時に英雄的犠牲を払ってまでもこれらの地に留まる司牧者と信者らに心からの連帯を表された。
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