教皇ベネディクト16世は、21日、教皇庁東方教会省の組織、東方教会援助事業会議の関係者とお会いになった。
同組織は、18日よりバチカンで定例会議を催していた。
この席で教皇は、聖地、イラク、レバノンを中心に中東の平和が広く脅かされている状況に、今こそキリスト教共同体をはじめ、すべての善意の人々が共に平和の恵みを祈り求め、深い信頼を持って神の心の扉をたたく時であると述べられた。
そして、これらの状況において責任ある立場を持つ人々に対し、宗教・文化・歴史・地理的な差別から目覚め、すべての市民に平和を保証するという大きな義務のために協力するよう呼びかけられた。
また諸宗教対話の重要性に触れられた教皇は、特に愛の業を通して対話を促進することの大切さを関係者に説かれた。
![]() |
|||
|