教皇ベネディクト16世のミサ典書についての自発教令の公布を前に、27日バチカンで、司教の代表者らとのミーティングが開かれた。
バチカン広報局の発表によれば、国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿によって主宰されたこのミーティングでは、1962年公布のヨハネ23世のミサ典書の使用をテーマとした教皇の自発教令の内容と精神が参加司教らに説明された。
このミサ典書は、第2バチカン公会議の典礼改革以前の、ラテン語によるミサ典書の最終版である。
教皇はこのミーティングの場に赴き、参加者らに挨拶されると共に、およそ1時間にわたって中身の濃い話し合いを持たれた。
この教令文書は、近いうちに教皇が各司教に宛てた詳しい書簡と共にすべての司教に送られ、その発送をもって公布とする。なお教令の施行開始については文書中に指示がある。
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