教皇庁教理省は、10日、「教会についての教義をめぐる質問への回答」と題された文書を発表した。
一連の質問と回答、そして解説文の、2部構成を持つこの文書は、カトリック教会の本質についての第2バチカン公会議の教えをめぐる誤った解釈または縮小的解釈を避けることを目的としたもの。
教理省局長アンジェロ・アマート大司教は、この文書の質疑応答から、伝統的な教義と、公会議、そして公会議以降の教義の継続性を確認し、教会の一致と唯一性についていっそう適切な理解を引き出すことができるだろうと述べている。