教皇ベネディクト16世は、12日、森林警備隊関係者にメッセージをおくられた。
このメッセージは、イタリアの森林警備隊の保護者、聖ジョヴァンニ・グァルベルト修道院長の記念日を機会に記されたもの。
聖ジョヴァンニ(ヨハネ)・グァルベルト(990年頃−1073)は、フィレンツェの貴族の家に生まれた。青年の時、殺された兄の敵討ちを試みるも、相手が両手を十字架の形に広げて命乞いをする姿を見て回心の恵みを得、敵を赦し、自らは修道生活に入った。後にヴァロンブローザの奥深い森に修道院を創立し、他の修道者たちと共に聖ベネディクトの戒律に基づく生活を行なった。
教皇が目下滞在されている北イタリア・ヴェネト州ベッルーノ県の森林警備隊の隊員らも、この日ヴァル・ヴィスデンテ、プラ・マリーノの雪の聖母教会で聖ジョヴァンニ・グァルベルトの日を記念するミサに参加した。
メッセージの中で教皇は、神からすべての人への贈り物である自然の豊かさを守り、市民に奉仕する森林警備隊員らの活動に感謝と賛辞を述べられ、この記念日が皆の心を養い、連帯と友情を深め、仕事についての考察を深める時となるようにと願われた。
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