バチカン市国を紹介する新しいウェブサイトが19日より公開された。
バチカンのサイトとしてこのたび新しく追加されたwww.vaticanstate.vaは、バチカン市国行政庁とテレコム・イタリアの協力によって製作されたもので、様々な情報や映像を通してバチカン市国に親しんでもらうことを目的としている。
このサイトは、教皇庁の公式サイトwww.vatican.vaや、バチカン放送局、またオッセルバトーレロマーノ誌のサイトなどと共に、バチカン発の生き生きとした情報を伝えていくこととなる。
今回立ち上げられた新サイトは、バチカン市国そのものを中心テーマとし、その基本的データや歴史、市国行政庁や聖ペトロ大聖堂、バチカン庭園、図書館や美術館、郵便局など市国を構成する様々な機関や建物などを紹介している。
中でも注目されるのは、バチカン庭園、聖ペトロ大聖堂、カステルガンドルフォ離宮などのフォトギャラリーで、豊富な写真を通して、バチカン市国を彩る豊かな緑と美しい芸術の一端に接することができる。
また、聖ペトロ広場や、バチカン庭園などを映し出す、市国内の５カ所に設置したビデオカメラからは、平日や祭日の広場の動きや、朝日や夕日に照らされた大聖堂のクーポラなど、24時間に渡る静止映像を見ることができる。
言語は、イタリア語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語の５ヶ国語から選択できる。将来、これにポルトガル語が追加される予定。
バチカン市国行政長官ジョヴァンニ・ラヨロ大司教は、新サイト開始にあたり、この試みがカトリック教会と教皇に対するよりよい奉仕につながるようにと抱負を述べた。
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