教皇ベネディクト16世は、滞在先のカステルガンドルフォで10日、スペインの青年たちの大巡礼団とお会いになった。
この巡礼団は、マドリッド大司教区および周辺の教区の「青年ミッション」に携わるおよそ5千人の若者からなるもの。
若者たちは教皇離宮の中庭と離宮前広場を埋め尽くし、歌や歓声で教皇との出会いを大いに活気付けた。
集いでは代表の青年たちが、自分たちの信仰生活とその希望・困難、また「青年ミッション」で得た喜び、自らの司祭召命を発見するまでなど、様々な体験を教皇に語った。
教皇は、多くの青年たちが生活の中で勇気を持って信仰を証していることを喜ばれ、これは人々が考えているのとは反対に、聖書が今日も深く若者たちを魅了し続けていることの表れであると述べられた。
「イエス・キリストにおける信仰は、限りない自由と希望に人生を開くと同時に、宣教への献身と勇気ある証しへと招く」と教皇は話され、心の中にキリストとの個人的な出会いを育て、それぞれの中に生きるキリストを伝えながら、「全生活を宣教へと変えていく」よう若者たちに呼びかけられた。
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