「キリストに忠実に生きるとは」
教皇、日曜の集いで
(2007.8.19)

 

 教皇ベネディクト16世は、19日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。

 イタリアではここ数日暑さも小休止し、初秋のようなさわやかな天候が続いている。教皇が滞在されているローマ郊外・カステルガンドルフォも過ごしやすい日曜日を迎えた。祈りの集いの行なわれた教皇離宮の中庭は、早くから世界各国の巡礼団でいっぱいとなった。

 説教で教皇は、この日の聖書朗読箇所(ルカ12,49-53)にある「あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない、言っておくが、むしろ分裂だ」というイエスの発言を取り上げられた。

 イエスの福音を少しでも知る人は、それが素晴らしい平和のメッセージであることを知っているが、「分裂をもたらすために来た」というイエスの言葉をどのように解釈すべきかを教皇は考察された。

 イエスがもたらすために来た平和とは、単なる闘争のない状態を指すのではなく、反対にそれは悪との絶え間ない闘いであると教皇は説明。

 神と善に忠実に留まりつつ、悪に抵抗する者は、無理解や迫害に会わなければならない、それゆえ、イエスに従い、真理を妥協なく追究したいと望む人は、当然反対や人々との分裂を体験するだろうと教皇は述べ、勇気と粘り強さで善をもって悪に打ち勝つ努力を続けてこそ、キリスト者はアッシジの聖フランシスコの言う「平和の道具」となることができるだろうと説かれた。

 教皇はこの日の集いで、先日大地震に見舞われたペルーの国民への祈りを新たにされ、「教会は皆さんと共にあります」と、カトリック教会の精神的・物質的連帯を約束された。

 そして、以前からペルー訪問を計画していた教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿が、近日中に現地を訪れ、教皇とバチカンからの具体的な援助を示すだろうと述べられた。

 

vatican radio

strumenti di navigazione links & sourcesprofessional servicewho we arethe Pope's voicebroadcasts on demandlive broadcasts

 

 

 

 



















 

 

 

 

 







 


 



 

 

trasmissioni in direttatrasmissioni on demandlink e fontilink e fontichi siamola voce del papa