教皇ベネディクト16世は、滞在先のカステルガンドルフォで12日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者らと共に唱えられた。
この集いで教皇は、先日南東アジアを襲った豪雨による洪水が多くの犠牲者を生み、人々が家屋を失うなど、その被害の深刻さに触れられた。
被災地の市民に深く心を寄せられた教皇は、犠牲者のために祈り、試練にあっている人々の苦しみを和らげる連帯の業を広げるよう教会関係者に呼びかけられた。そして、一般の人々や国際共同体にも一刻も早い、寛大な援助を望まれた。