教皇ベネディクト16世は、現地時間7日午前11時すぎ、ウィーン・シュヴェヒャート国際空港に到着された。
空港ではハインツ・フィッシャー大統領はじめとするオーストリア政府要人と、ウィーン大司教クリストフ・ショーンボーン枢機卿ら同国のカトリック教会関係者が教皇を迎えた。
教皇は空港で行われた歓迎式で、故郷ドイツ・バイエルンとも地理的に近いということだけでなく、個人的にも多くの人や土地と深い結びつきを持つオーストリアを訪れ、少し「家」に帰ったような気がしますと、その喜びをいっぱいに表された。
教皇はこの訪問で、8日の「聖マリアの誕生」の祝日に今年創立850年を迎える聖母巡礼地マリアツェルを巡礼されることを紹介され、マリアツェルの歴史は、過去だけでなく同国の未来をも照らすものであるようにと願われた。
![]() |
|||
|