教皇ベネディクト16世は、9日夕、ウィーンのコンツェルトハウスでボランティア関係者との出会いを持たれた。
この集いでは、若いボランティアの代表がその経験や抱負を述べたほか、ハインツ・フィッシャー大統領も講演した。また、コンツェルトハウスでの出会いにふさわしく、小さなクラシック・コンサートを交えてのものとなった。
教皇はこの席で日頃ボランティア活動に寛大に奉仕する大勢の人々に心からの賛辞と感謝を述べられた。
イエスは目を閉じた神秘主義ではなく、目を開いた神秘主義を教えていると教皇は述べられ、イエスの眼差しに導かれて人々の必要を見、連帯のうちに、また時間や才能、持っているものを共有することのうちに、キリスト教精神の鍵である神の愛と隣人への愛に奉仕してほしいと呼びかけられた。
こうして、3日間にわたるオーストリア司牧訪問の日程を終えられた教皇は、ウィーン・シュヴェヒャート国際空港での送別式を経て、同日夜カステルガンドルフォに戻られる。
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