教皇ベネディクト16世は、カステルガンドルフォで6日、イスラエルのシモン・ペレス大統領とお会いになった。
和やかな雰囲気のもとに行われた両者の会談では、聖地の平和を回復するためのイスラエル=パレスチナ間の歩み寄りが、国連の解決策とこれまでの同意に基づいて取り戻されつつあることが報告された。
そして、今年11月に中東和平をめぐる国際会議が予定されるなど前向きな状況の中で、イスラエルとパレスチナ双方が60年にわたる危機に苦しむ市民らの期待に応え努力を尽くすことが望まれた。
また、会談では、イスラエルと教皇庁間の重要な交渉の早期解決と、イスラエル政府と同国内のカトリック教会間の安定した対話の構築についても言及された。
ペレス大統領は教皇を聖地訪問に改めて招待した。
この後、同大統領はバチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿および外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも会談を持った。
![]() |
|||
|