青年信徒たちの集い「アゴラ」に出席のため、イタリア・マルケ州ロレートを訪問中の教皇ベネディクト16世は、2日午前、若者たちのためにミサを捧げられた。
前日夜に教皇と若者たちとの出会いが行なわれたロレートのモントルソ会場は、日曜の朝さらに参加者が増え、その数はおよそ50万人に達した。
教皇はミサの説教で、神の御旨に「はい」と答えたおとめマリアの謙遜を見つめながら、傲慢や暴力や成功主義を退け、マリアに倣い謙遜の道を選び、主の道具として自分を神に委ねる勇気と寛大さを若者たちに願われた。
また、ミサの後半には正午のアンジェラスの祈り(お告げの祈り)を若者たちと共に唱えられた。
2008年世界青年の日(ワールドユースデー)シドニー大会を来年に控え、このミサにはオーストラリアの若者たちの使節も参加。教皇は同大会に向けての精神的準備と広い参加を呼びかけられた。
教皇は同日夕方、「アゴラ」実行委員会関係者やロレートの聖母巡礼聖堂前に集った市民に挨拶を送られ、カステルガンドルフォへ戻られた。
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