教皇ベネディクト16世は、来年5月に記念されるカトリック教会の「第42回世界広報の日」のテーマとして、「メディア: プロタゴニズム(主役的に自己主張すること) と奉仕の分岐点、真理を求め、分かち合うために」を選ばれた。
カトリック教会の「世界広報の日」は、第2バチカン公会議によって設立された唯一の記念日で、福音宣教の中でも特に新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画など広報機関を用いて行う宣教について、教会全体で考えることを目的としている。
教皇庁広報評議会議長クラウディオ・マリア・チェッリ大司教は、教皇が選ばれた2008年度のテーマについて、「メディアの役割の再考察を促すものであり、特にメディアが真理に対する奉仕の道具ではなく、それ自体の存在を主張するものとなる危険性に気付かせるものである。真理は追求され、共有されなければならない」と述べている。
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