教皇ベネディクト16世は、5日、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、この1年間に亡くなった枢機卿および司教を追悼するミサを捧げられた。
ミサの説教で、教皇は帰天した一人ひとりを兄弟的親愛をもって思い起こされながら、神の助けを通して彼らが教会とすべての善のために成したことの賜物を主に感謝された。
「父よ、わたしに与えてくださった人々を、私のいる所に、共におらせてください」(ヨハネ 17,24)というイエスの祈りを心に留められた教皇は、イエスの友として召され生きたこれらの聖職者たちは、今は天国で「朽ちることも、汚れることも、しぼむこともない遺産」(1ペトロ 1,4)を分かち合っているであろうと述べられ、故人らの冥福のために祈られた。
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