濱尾文郎枢機卿逝去に、日本の高村正彦外務大臣は、教皇庁国務省外務局長ドミニク・マンベルティ大司教に宛て以下の弔文をおくった。
「濱尾文郎元教皇庁移住移動者司牧評議会議長逝去の報に接し、深い悲しみに耐えません。
濱尾元議長は、世界各地における移住労働者問題に積極的に取り組まれました。
また、我が国出身の枢機卿としても、日・バチカン関係の緊密化及び宗教間の対話促進に力を注がれました。
これら偉大なご貢献に対し、深甚なる敬意を表しますとともに、心からお悔やみを申し上げます。
日本国外務大臣 高村正彦」
また、上野景文駐バチカン日本大使も、濱尾枢機卿の訃報に次のような弔文を寄せた。
「ステファン濱尾文郎枢機卿の訃報に接し、痛恨の極みです。
昨年まで8年間教皇庁の議長として移住問題という国際社会で最も重要な問題に尽力され、存在感あふれる枢機卿でした
。
当地における「日本の顔」として、教皇庁・日本との交流にも貢献され、また、歴代の日本大使も枢機卿に何かと助けて頂きました。
心からご冥福をお祈りします。
駐バチカン日本大使 上野景文」
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