教皇ベネディクト16世は、バチカンで28日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。
謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で教皇は、初代教会の教父時代のすぐれた詩人、神学者として知られたシリアの聖エフレムについて考察された。
教皇は巡礼者への挨拶の中で、12月1日に世界エイズ撲滅デーが記念されることを指摘され、エイズに苦しむすべての人々をはじめ、患者の家族や、エイズで親族を失った人々を心に留められた。そして、エイズ感染の拡大を食い止め、感染者に対する偏見と闘い、子どもの患者はもとよりすべての患者の治療に努力するよう、人々にアピールされた。
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