来年2月11日は、マッサビエルの洞窟における聖母の出現150周年にあたる。これを記念してフランス・ルルドの聖母巡礼聖堂では、無原罪のマリアの大祝日の8日より、1年間にわたる特別聖年が開幕した。
この朝、教皇特使として派遣された教皇庁福音宣教省長官イヴァン・ディアス枢機卿が、ルルド巡礼地の正門、サン・ミッシェル門をゆっくり開けると、待っていたおよそ2万5千人の巡礼者たちが次々と門をくぐった。
聖ピオ10世のバシリカで記念ミサを司式した同枢機卿は、その中で特別聖年に対する教皇ベネディクト16世のお祝いのメッセージを伝えた。
この後、マッサビエルの洞窟に向けて宗教行列が行なわれた。洞窟の前でディアス枢機卿は、1世紀半前に聖母が投げかけた、罪びとたちの回心のために祈りと償いを繰り返し呼びかけるメッセージを思い起こし、祈り、聖体拝領、苦しみを受け入れることで悪の力と闘うようにとの聖母の招きは今日も変わらないと述べた。
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