教皇ベネディクト16世は、3日、イタリアのカルロ・アゼリオ・チャンピ大統領の訪問を受けられた。
同大統領のバチカン訪問は、新教皇にとって登位後最初の国家元首の公式訪問となった。
チャンピ大統領を温かく迎えられた教皇は、故教皇ヨハネ・パウロ2世と同氏の深い親交に言及されると、大統領も「ここ(教皇の書斎)に初めて入ったのは私が首相だった1993年のことで、その時のヨハネ・パウロ2世との出会いは非常に深いものでした」と当時を振り返った。
続いて教皇は大統領との個人会談を行われた。バチカンのナヴァロ・ヴァロス広報局長の発表によれば、両者の会談は非常に和やかな雰囲気のうちに行われ、この中ではイタリアとバチカン相互の関係について意見が交換されたという。
この後、教皇は大統領夫人およびフィーニ外相らともお会いになり言葉を交わされた。
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