教皇ベネディクト16世は、7日夕方、ローマ司教座・ラテランの聖ヨハネ大聖堂における着座式に続き、同市内の聖マリア大聖堂を訪問された。
エスクリーノの丘の上に5世紀に建てられた聖マリア大聖堂は、エフェソ公会議後、神の母(テオトコス)に捧げられたローマで最初の教会となった。時代と共に多くの変遷を経ながらも初代キリスト教時代のバシリカ様式を今日に残している。
この日、同大聖堂を訪問したことにより、新教皇は登位後、ローマ4大バシリカのすべてに入堂されたことになる。
同大聖堂内外でも、教皇は多くの信者らに迎えられた。
聖母讃歌が歌われる中、教皇は聖堂のボルゲーゼ礼拝堂内にある「サンクタ・マリア・サルス・ポプリ・ロマーニ(ローマの人々の救いなる聖マリア)」と呼ばれる聖母子のイコンの前に進まれ、花と祈りを捧げられた。
こうして2つの重要な聖堂を訪問された教皇は、人々に祝福をおくりつつバチカン宮殿への帰路につかれた。
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