アンジェラス・説教
(2004.1.11)

 

 

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 今日は「主の洗礼」の祝日です。福音書は次のように語っています。
「イエスはヨルダン川のほとり、洗礼者ヨハネの所に行き、彼から償いの洗礼を受けることを望まれた」。そのすぐ後、祈っていると、「聖霊が彼の上に下り、天から一つの声が響いた。『あなたは私の愛し子、私の心にかなったものである』」(ルカ3,21‐22)。

 東方の博士たちの礼拝の後での最初のイエスのメシアとしての身分の公の啓示です。
このために典礼は時間的には30年間もの差があるにもかかわらず、主の洗礼を公現の祝日に近づけます。東方からの博士たちがメシア王として礼拝したあの赤ちゃんを、今日私たちは御父から聖霊において聖別された者としてながめます。

 ヨルダン川での洗礼において、イエス独特のメシアとしてのスタイルがすでにはっきりと認められます。イエスは世の罪を取り除くために「神の子羊」としておいでになります。洗礼者ヨハネはこのようにイエスを人々に紹介します。クリスマスにおいて受肉の偉大な出来事を祝った私たちも「神の人間的な顔」「人間の神的な顔」イエスにしっかりと眼差しを向け続けましょう。

 観想のこの上ない教師は聖母マリアです。聖母はイエスがナザレを後にする時、人間的には苦しまれましたが、イエスの公現から信仰の歩みにおける力と新しい光を受け取りました。イエスの洗礼は聖母マリアと全教会にとって第一の光の神秘です。この光の神秘がすべてのキリスト者の歩みを照らしてくださいますように。


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