アンジェラス・説教
(2004.1.25)

 

 

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 今日、教会は使徒聖パウロの回心を記念します。そして、この日「キリスト教一致祈祷週間」が閉会します。この一週間、世界の国々で主の意向に従って、すべてのキリスト者が完全な一致に一日も早く到りつくことができるようにとの熱い祈りが捧げられました。

 主イエスは最後の晩餐に際して、「皆が一つになりますように」(ヨハネ17,21)と高間で熱心に祈られました。キリストのこの祈りは、今日もなお、キリスト者たちに一致は有難く頂くお恵みであると同時に、絶えず深めていかなければならない課題であることを思い出させます。

 キリスト者たちの一致は、私の教皇職における最も大きな問題の一つでした。私は紀元2千年の大聖年にあたり発表した回勅の中で、キリスト者一致に対するキリストの熱い願望を皆に思い起こさせました。

 キリスト者一致のための祈りが衰えることがありませんように。障害や困難、無理解や失敗がキリスト者一致実現のために働く人々を落ち込ますことがありませんように。なぜならキリスト者一致に到達するという希望は、人間的な力や働きによることではなく、私たちの主キリストご自身の望みと祈りにその基盤を置いているのです。

 聖母マリアが、このエキュメニズムの歩みにおいて、常に私たちの導き手となってくださるよう心から祈りましょう。

  

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