親愛なる兄弟姉妹の皆さん
クリスマスの祝日に続いて今日の一般謁見では、聖ペトロの第一の手紙の言葉を考察してみましょう。この言葉は、ヨルダン川でのキリストの洗礼と、キリストご自身の栄光ある受難とを関連づけて捉えています。
聖ペトロの第一の手紙から取られたこの讃歌は、イザヤ預言者がその預言書の中で語っている「苦しむ神のしもべ」の姿を要約して語っています。ですからこの文章をじっくりと考察することで、初代教会の信者たちがどのようなメシア像を抱いていたかがよくわかるのです。
苦しむ救い主の姿をよく黙想してみれば、初代教会を代表する教父、聖アンブロジオが言った次の言葉を理解することができます。彼は言います、「私が栄光を受けるのは、私が義人だからではなく、贖われた者だからです」。
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