親愛なる兄弟姉妹の皆さん
今日は詩編11番について考察しましょう。この詩編はいと高き天の玉座にいます偉大なる神について語っていますが、神の近づき得ない偉大さや崇高さばかりでなく、同時にその神はこの地上で起こるあらゆることに気を配る神でもあることを謳っています。
詩編は、神が善と悪について無関心ではないとはっきりと言っています。神は善であり、すべての不正義を力強く断罪し、試練にある義人たちを力づけます。
神は正しい人々のために救い主となり、義人たちは神のみもとにあって平和の中に生きるのです。この希望が、多くの信者たちを試練の最中にあっても支え、無数の殉教者たちに勇気を与え続けてきたのです。
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