アンジェラス・説教
(2004.3.28)

 

 

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 今年の四旬節メッセージで、私は世界の子供たちに注意を向けるよう、キリスト教共同体に呼びかけました。多くの子供たちはエイズや結核などの重い病気にかかり、さらに十分な教育を受けることもなく、飢えに苦しんでいます。生きていくための最低限の条件や必要な医療の欠如、栄養不良などが、毎日多くの小さな子供たちの死の原因になっています。

 ある国々、特に最も貧しい国々では、多くの子供や若者たちが恐ろしい暴力の犠牲となっています。彼ら自身が犠牲者となると同時に、大人たちの憎しみに巻き込まれ加害者ともなっています。あらゆるものを取り去られた状況に置かれた彼らの将来には、どうにもならない暗雲がたちこめています。

 飢えや戦争、病気に苦しむこれらの小さな兄弟たちは、世界の大人たちに苦しみに満ちた叫びをあげています。彼らの声なき叫びが無視されることがありませんように。イエスは私たちに「このような幼子の一人をわたしの名ゆえに受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」(マタイ18,5)と注意を喚起しています。

 四旬節はこの福音の言葉を寛大に受け入れ、見捨てられ危機に瀕している子供たちを勇敢に助ける具体的な行動をとるよう人々を促します。

 神の御母聖母マリアが、困難にある子供たちを助け、愛を込めて彼らの苦しみを和らげようと努力する人々の働きを実り多いものとしてくださいますように。

 


 

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