親愛なる兄弟姉妹の皆さん
教会は今日、聖霊降臨の大祝日を祝います。この祝日は、高間に集っていた聖母マリアと使徒たちの上に奇跡的に聖霊が降ったことを記念します。
キリストの復活から50日目、キリストは弟子たちにした約束、すなわち聖霊における洗礼を受けるだろう、そして天からの力に満たされすべての国々に福音を告げる勇気を受けるだろうとの約束を実現します。
聖霊の火に生かされて使徒たちは高間から出て、死んで復活したキリストを、あらゆるところからエルサレムに集まってきた人々に語り始めました。不思議なことに、その時各自はそれぞれ生まれ故郷の言葉で使徒たちの話を聞いたのです。
聖霊降臨によって、新しい民に生命を与えるというアブラハムに明かされた神の計画が実現します。世界に散らばるキリストの神秘体である教会が誕生します。教会は三位一体の愛と信仰において、全人類の一致の道具、印となるために一つにされた、あらゆる文化と民族に属する男女から構成されます。
聖霊によって新しい人であるキリストに似たものとされた信徒たちは、キリストの証人、希望の種を撒く人、憐れみと平和の働き人となるのです。
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