親愛なる兄弟姉妹の皆さん
今日取り上げる詩編30番は、死からの解放を感謝する讃歌です。詩編作家は生命へのよみがえりの喜びや希望、自由を、以前に持っていた苦悩と対比させています。
試練は人をその自信過剰な状態から、あくまでもその約束に忠実な神への信頼へと移します。同詩編は、たとえ死に直面しても神の救いの力は決して消えることがないという励ましです。
教会はこの詩篇を、死から復活における生命へのキリストの過ぎ越しとして解釈します。キリストの復活は、復活と永遠の生命への希望を提供することによって、人間の最も奥深い願望を満たすのです。
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