一般謁見・カテケーシス(要約)
(2004.9.22)

 

 

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん

 今日のカテケーシスでは、使徒聖ペトロの第1の手紙の中の讃歌に目を向けてみましょう。

 この讃歌は苦しむキリストの御顔を私たちに示しています。これは旧約聖書のイザヤ書に読まれる、有名な主のしもべの歌(第4歌)と呼応しています。キリスト教徒たちは昔からこの苦しめる神秘的な人物、ヤーヴェのしもべの姿の中に、十字架上で多くの苦しみをしのばれた救い主キリストの前表を認めています。讃歌は、恨みも非難もなしに大きな忍耐をもって苦しむキリストについて語っています。

 キリストはこの時、単なる諦めの気持ちではなく、正しい裁きを下される方への大きな信頼にご自分を委ねておられたのです。キリストは私たちの中の一人となり、その肉体において私たちの罪を担うことによって、私たちの救い主となられました。

 キリストは弱い人間性を悪の道から解放してくれました。そして私たちの命のために神がご計画した、正義へと私たちを連れ戻してくれました。讃歌の最後の部分は、この救いのみ業について、ことにキリストが私たちを癒すために耐え忍ばれたあの傷によってその代価を支払われたことを実に雄弁に物語っています。 

 

 

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