親愛なる兄弟姉妹の皆さん
今日のカテケーシスは詩編第132番について考察します。この詩編はダビデ王がイスラエルの民の中における神の現存のしるしであった契約の櫃を荘厳にエルサレムのに移す儀式について歌っています。
契約の櫃をおさめるために神殿を建築するというダビデの約束は、社会のいかなる場においても神の神秘がその中心を占めるのだいう事実を私たちに思い出させてくれます。
契約の櫃も神殿も、この世における私たちの信仰の旅路のどの段階においても、神の現存の目に見えるしるしです。私たちが典礼行為に参与する時、いつもそこで神と人類の喜ばしい出会いが実現します。
詩編はダビデ王の後継者のための祈りへと進んでいきます。キリスト教の伝統は、これを約束されていたメシア・王である、救い主イエス・キリストとの関連の中に理解しています。そして、そのキリストは救いの時が満ちた時聖母マリアから生まれた、人となられた神の子なのです。
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