親愛なる兄弟姉妹の皆さん
今日のカテケーシスでは、詩編136番について考察しましょう。この詩編は、ヘブライ人の伝統では「大アレルヤ唱」と呼ばれ、喜びの讃歌として知られています。
詩編の作者は、この中に神の啓示に宇宙的な次元と歴史的な次元の2次元を見ています。
先週考察した同詩編の前半は、創造のみ業における神の偉大な働きを賛美しています。
今日、考察する後半では、救いの歴史における神の驚嘆すべきみ業、エジプトからの脱出、紅海横断、シナイの砂漠の流浪が語られています。これらの出来事はすべて悪の束縛から約束の地への解放を象徴しています。
この詩編は慈しみに満ちた行動的で忠実な神の愛を賛美しています。人類の歴史における神の介入の極みは、神の御子の受肉の神秘によって表されました。
聖チプリアノは、神がキリストにおいて実現された偉大なみ業を観想し、キリスト者たちに「神のたくさんの偉大な恵みのために」主を賛美するよう招いています。
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