教皇「社会を高利貸し被害から守ろう」
一般謁見
(2005.11.23)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで23日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

 イタリアではここ数日、各地で積雪が報告されるなど、厳しい寒気が続いている。この朝、ローマも大きな冷え込みを見せたが、聖ペトロ広場を会場とした謁見には、およそ2万7千人が詰め掛けた。

 謁見中の教皇によるカテケーシスでは、継続中のテーマ、夕べの祈りの考察として、使徒聖パウロのエフェソの信徒への手紙1章の讃歌が取り上げられた。

 教皇はこの讃歌の中心として、父なる神の救いの業を完成したキリストの姿を示された。そして、イエス・キリストにおいて選ばれ、イエスを通して与えられた豊かな恵みに、神の無限の愛と深遠な救いの神秘を思うよう招かれた。

 謁見後半、参加者への挨拶で教皇は、この日訪れたイタリアの高利貸し被害者相談全国機関の関係者約2千人に励ましの言葉を述べられた。同機関は創設以来10年にわたり、高利貸しによる被害を未然に防ぐ対策と、被害者に対する連帯、そして法的教育に携わってきた。教皇は社会を高利貸しが生む悲惨な傷から守るよう呼びかけられた。

 また、謁見終了後、教皇はモザイクで作られたご自身の肖像をご覧になり、製作者らにお礼を述べられた。伝統の製法で仕上げられたこの円形モザイクは、城壁外の聖パウロ大聖堂の身廊の壁に並ぶ歴代教皇の肖像群に加えられる。

 → 教皇一般謁見・カテケーシス

 

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