一般謁見・カテケーシス(要約)
(2007.6.6)

   

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 初代教会の偉大な教父たちについてのカテケシースとして、今日は聖チプリアノを考察しましょう。

 チプリアノは異教からの改宗者で、キリストの福音に忠実な生活を送り、後にアフリカ・カルタゴの司教になりました。

 デキウス帝およびそれに続く迫害の時期に、チプリアノはたぐいまれな賢明さをもって教会を導きました。チプリアノは、当時の迫害の中でいったん棄教し再び教会に戻って来る人々に対し、ふさわしい償いの後に信仰の道に戻るよう、大いなる司牧的配慮をもって指導していました。

 さらにチプリアノは教会の霊的・倫理的生活の刷新のために献身し、司教として多くの霊的著作を残し、聖ペトロの上に建てられ聖体の秘跡の中に完全に実現される教会の一致のために尽くしました。

 チプリアノはまた、祈りについての著書でも知られています。特に彼の主の祈りについての解説は有名です。その中でチプリアノは祈りの公的・共同体的性格と、個人的な各自の心の祈りとしての性格の二つの傾向に注意を向けさせ、祈りにおいてその双方が大切であることを強調しています。

 聖チプリアノの神のみ言葉に対する信仰と教会に対する深い愛は、ヴァレリアヌス帝の迫害下での彼の殉教において極みに達しました。

 聖チプリアノの模範と教えが、祈りと、主の神秘体である教会との一致のうちに、私たちが主により近づく助けとなりますように。

 

 

 

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