一般謁見・カテケーシス(要約)
(2007.6.13)

   

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 初代教会の教父たちについてのカテケーシスを続けましょう。今日はカイサリアのエウセビウスに目を向けてみましょう。

 エウセビウスの多くの神学的、聖書解釈学的、歴史的な著作は、彼の生きた時代の豊かなキリスト教文化を反映しています。その時代はキリスト教迫害時代およびその後のコンスタンティヌス大帝下での教会の平和の時代と、ニケア公会議をめぐる論争時代のちょうど繋ぎ目となるような時期でした。

 ニケア公会議にカイサリアの司教として参加したエウセビウスは、神の御子の神性と御父との本性的な一致を擁護しました。

 エウセビウスはその著作「教会史」でも大変有名です。この本は最初の世紀の教会生活を記録したもので、この著作なしでは失われてしまったかもしれない多くの貴重な記録を今日に伝えています。

 彼の著作は歴史をキリスト中心主義の視点から見て、神の人類に対する憐れみ深い愛が段階的に啓示され、キリストの到来においてのその頂点に達することを強調しています。

 エウセビウスの書物はあらゆる時代のキリスト者たちに多くの影響を与え、教会の歴史の研究から多くの実を引き出させ、その中に現れる神の救いのみ業の偉大さを理解させ、ますます深く神に回心し、毎日の生活の中でより寛大な福音の証人とさせるのです。

 

 

 

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