一般謁見・カテケーシス(要約)
(2007.10.24)

   

 
 親愛なる兄弟姉妹の皆さん

 今日の初代教会の信仰の教師たちについてのカテケーシスではミラノの司教聖アンブロジオについて考察しましょう。

 聖アンブロジオは4世紀の中頃に誕生し、ローマで教育を受けました。そしてミラノに長官として赴任し、いまだ求道者であったにもかかわらず司教に選出されました。

 聖アンブロジオはオリゲネスの聖書解釈から大きな影響を受け聖書の研究に専念し、聖書の読書において神のみ言葉に祈りと黙想をこめて耳を傾ける、いわゆる「レクチオ・ディビーナ」の必要性とその重要性を繰り返し強調し人々に教えました。この「レクチオ・ディビーナ」の習慣を西方世界に植え付けたのは聖アンブロジオだったのです。

 聖アンブロジオは、当時声を出して読書するのが一般的な読書の方法だったのとは異なり、聖書を声を出して読んではいませんでした。その様をじかに目撃し深い印象を受けた後の大聖人アウグスティヌスは、この読書の仕方を通して聖アンブロジオがどれほど深く心と知性を駆使して神のみ言葉の瞑想にふけっていたかを思い起こしています。

 この姿は聖アンブロジオの教理教師としての姿勢をよく表していると言えましょう。すなわち、聖アンブロジオは信者たちに聖書を読み、神のみ言葉に耳を傾ける時には、祈りと生活全体を賭けてみ言葉を傾聴すべきだと教えているのです。

 聖アンブロジオにとって「キリストはすべて」でした。神の道を求める求道者にとって、また主の弟子たちにとっても、彼が言うようにキリストがすべてであるべきなのです。

 

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