一般謁見・カテケーシス(要約)
(2007.12.19)

   

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 この待降節の間、教会は私たちにキリストの誕生について考察し、熱心な祈りの中にキリストの第二の到来に十分準備するよう勧めます。

 待降節はまた大きな喜びの時でもあります。私たちの希望とすべての期待は、神だけが与えることのできる平和と救いの中にこそあるからです。

 喜びの中に主の到来を待つということは、また神の御子の受肉の神秘の成就と、人間の存在そのものに、本当の意味を与えることのできる真理そのものの到来に備えるということでもあります。

 ベトレヘムで誕生されるマリアの子、神の子イエスの受肉の神秘を宣言するのは、どれほど大事なことでしょうか。このイエスこそ、私たちの生涯に光をもたらし、照らし、そして人類全体をその完成に導くのです。

 キリストにおいて実現される救いの喜ばしい便りは、すべての人々に伝えられるべきです。平和と和解と連帯のメッセージは、キリストの誕生の知らせを通して知られるのです。

 このクリスマスがすべての人々にとって、平和と喜びの日となりますように。マリアとヨゼフと共に、まぶねに横たわる幼子イエスを、礼拝し、観想しましょう。聖母マリアの祈りによって、私たちの救い主キリストについての私たちの知識がますます大きくなりますように。

 クリスマスおめでとうございます。

 

 

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