教皇、病院の窓から祝福
日曜正午の祈り
(2005.2.6)

 

 教皇ヨハネ・パウロ2世は、6日、日曜正午のアンジェラスの祈りの折、入院先の病院の窓辺に姿をお見せになり、信者たちに祝福をおくられた。

 先週の日曜日の祈りの集いから1週間、入院からは5日ぶりに公の場に現れた教皇の姿は、世界中の信者たちに安堵をもたらした。

 青空に恵まれたこの日、厳しい冷え込みにもかかわらず、病院前には早くから報道陣と信者たちによる人垣が作られた。

 同じ頃、聖ペトロ広場の教皇宮殿の下にも大勢の信者たちが詰め掛け、広場に設置されたTV中継用の大型スクリーンを一様に固唾を飲んで見守った。

 正午、教皇が入院されているジェメッリ病院10階の窓の覆いが少しずつ左右に開かれると、見上げる信者たちの間から大きなどよめきが起こった。続いて教皇がおなじみの白い法衣姿で現れ、観衆に手を上げられるに及び、それは歓喜の声と拍手に変わった。

 教皇庁国務省副長官のレオナルド・サンドリ大司教が代読した言葉を通して、教皇は入院以来お世話になっている病院関係者とお見舞いの気持ちを表明してくれた世界中の人々に感謝の言葉を伝えられると共に、これからも教会と人類のために奉仕を続けたいとの意志を表明された。

 また、この日はイタリアのカトリック教会は「いのちの日」を記念であったことから、生まれてくる命をはじめ、すべての人間の命の権利を守るようにとのメッセージをおくられた。

 そして、サンドリ師によってアンジェラスの祈りが唱えられると、教皇は結びの祈りを述べ、十字架のしるしと共に信者らを祝福され、「ありがとう」と人々に感謝を伝えられた。

 この様子は欧米をはじめ世界各国に中継されたが、病院の窓からの短い集いとはいえ、公務に復帰した教皇の姿が教会関係者や信徒たちに与えた喜びは大きく、多くの人々がその感動を表現していた。

 → アンジェラスの祈り・教皇挨拶・説教

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