教皇ヨハネ・パウロ2世は、13日、バチカンで日曜正午のアンジェラスの祈りの集いを持たれた。
教皇は、喉頭炎のための入院先から先週10日に退院されて以来、この日初めて公式の集いに姿を表された。
バチカン宮殿の書斎の窓にお元気な姿を見せられた教皇は、聖ペトロ広場に詰めかけた巡礼者たちに「ようこそ」と挨拶をおくられた。
続いて、国務省副長官サンドリ大司教によって代読されたメッセージにおいて、教皇は入院中に世界中の人々から示された温かい心遣いに改めて深い感謝を表明すると共に、始まったばかりの四旬節(復活祭前の準備期間)において、ますます十字架と一致し、償いと節制をもって内的回心に努めるよう信者らに呼びかけられた。
アンジェラスの結びの祈りを唱えられた教皇は、人々に祝福をおくられた。そして「皆さん、よい日曜日を」と挨拶され、手を振り人々の歓声に応えられた。
教皇は、この日の午後から、教皇庁における四旬節の1週間の黙想に入られた。
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