教皇ヨハネ・パウロ2世の墓は、間もなく一般信徒にも開放される。
バチカンの広報局の発表によれば、教皇の墓への訪問は、13日(水)午前7時より可能となる。
8日の葬儀後、教皇はバチカンの聖ペトロ大聖堂のグロッタと呼ばれる地下聖堂の一角に埋葬された。この地下聖堂には歴代の教皇の墓が並んでいる。
埋葬場所は、かつて福者教皇ヨハネ23世の墓があった位置(ちなみに同教皇の遺骸は同教皇列福の翌年2001年6月、本堂内の聖ジロラモの祭壇に移されている)で、先任の2教皇、パウロ6世とヨハネ・パウロ1世の墓にも比較的近い。
葬儀ミサに使用された教皇の糸杉製の棺は、その後さらに亜鉛製とクルミ製の棺に三重に納められ、遺言中の希望どおり土中に埋められた。そして埋葬位置の上にはカッラーラ産の白い大理石の碑が載せられた。
極めてシンプルな長方形の碑には、教皇の名および在位期間、そしてキリストを表すモノグラムが金字で刻まれている。
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