教皇ヨハネ・パウロ2世が逝去された今月2日から葬儀がとり行われた8日までに、300万以上の人がバチカン及びローマを訪れていたことが明らかになった。
バチカン広報局が12日発表した統計によると、教皇の遺体が安置された聖ペトロ大聖堂には、弔問のために1時間に21000人、1分あたり350人が入場、入場までの待機時間は平均13時間、最高24時間で、バチカンに向かう人々の行列は最長5kmに達した。
また、8日の葬儀ミサにおいて、聖ペトロ広場とコンチリアツィオーネ通りに入った参加者は50万人、大型スクリーンが設置された周辺エリアにいた人々は60万人、祭壇近くには体の不自由な人400人が席を占めた。
ミサを共同司式したのは、枢機卿157人、司教700人、その他の高位聖職者および司祭3000人。
葬儀に代表を送った国は世界169カ国で、国王10人、国家元首59人、皇太子3人、政府最高責任者17人、国家元首配偶者3人、副元首8人、副首相6人、国会議長4人、外相12人等多くの要人が参列。
他のキリスト教教会では正教会から13、西方の諸プロテスタント教会から8、キリスト教国際組織から3つの使節が参加。ユダヤ教からも様々な使節団が訪れた他、キリスト教以外の宗教や諸宗教対話組織から17の使節が参加した。
この期間、バチカンに取材登録をした報道関係者は6000人以上にのぼり、81カ国137のテレビ局が葬儀の模様を放映した。
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