教皇ヨハネ・パウロ2世の墓が13日朝から一般に公開され、多くの信者らが墓前を訪れた。
信者たちは公開時間の午前7時前から、教皇の墓のあるバチカンの聖ペトロ大聖堂の地下聖堂に入るための行列をつくり、その列は時間を追うごとに長さを増していった。訪問者多数のため、墓の傍らに留まることのできる時間は限られているが、信者らは口々に教皇の墓を前にしての深い感慨を語っていた。
教皇の棺は地下聖堂の一角の壁がんの中にある。地面に据えられた白大理石の墓標のそばには白い花が飾られ、背後の壁には聖母子を題材とした15世紀の浮き彫りがはめ込まれている。
この一般公開に先立ち、12日の夕方には枢機卿らがそろって墓を訪れ、祈りを捧げた。
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