教皇ベネディクト16世は、20日午前、バチカン宮殿内の教皇公邸(教皇居住区)に入られた。
教皇公邸は教皇ヨハネ・パウロ2世の葬儀後封印されていたが、この日、コンクラーベ終了ミサの後、カメルレンゴのマルティネス・ソマロ枢機卿とソダノ枢機卿、総務局長のサンドリ大司教立会いのもと、新教皇の公邸入場が行われた。
新教皇はこの後、これまで長官を務めていた教理省を訪問、事務局長のアマート大司教はじめ関係者に挨拶された。
親しい雰囲気の中で行われたこの出会いで教皇は短いスピーチを行い、ベネディクト16世という教皇名は、平和の推進者であったベネディクト15世(在位1914〜22)とヨーロッパの保護聖人ノルチャの聖ベネディクトの果たした役割を念頭に選んだ旨を説明された。
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