教皇ベネディクト16世は、25日、水曜恒例の一般謁見を行われた。
この日バチカン聖ペトロ広場には、青空のもと世界各国からおよそ3万人の巡礼者が訪れた。
謁見中の教皇によるカテケーシス(教会の教えの解説)では、旧約聖書・詩編第116番が取り上げられた。
詩編116は、苦しみと死の絶望から救われた人が慈しみと正義の主に捧げる感謝の歌。
教皇は、同詩編中の「救いの杯」という言葉に注目され、この歌が主の受難の聖体の秘跡を思い起こさせることを指摘された。
また、この日は「アフリカの日」であることを紹介された教皇は、カトリックの様々な機関が寛大さと注意をもってアフリカの必要に応えるよう、また国際共同体が同大陸の諸問題に関心を持つことができるようアピールされた。
教皇は、一般謁見の後、ブルキナファソとマリの大統領、スワジランドの首相とお会いになった。
→ 教皇一般謁見・カテケーシス
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