アンジェラス・説教
(2004.2.29)

 
 

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 今日、四旬節第一の主日に朗読される福音は、キリストがヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けた後、40日間砂漠に退き、悪魔から試みられたというエピソードを伝えています。悪魔は私たちの人祖を騙したやり方でキリストをも試みますが、完全に敗北します。キリストは新しいアダムとして、試みる悪魔を決定的に追い払います。

 キリストの悪魔に対する勝利は、私たちが主にしっかりと一致している時,たとえ試みにあっても決して負けることはないということを保証しています。

 ですから、四旬節は私たちに特別な霊的歩みを要求します。私は、全教会に向けて書いた今年の四旬節メッセージの中で、しばしば大人たちの悪意の無辜の犠牲者となっている子供たちに特に注意を向けました。教会は子供たちに特別な配慮を示します。なぜなら、キリストご自身が「これらの幼子の一人でも受け入れる者は、私自身を受け入れるのである」と言っているからです。この四旬節が多くの子供たち、特に様々な困難に遭遇している子供たちに対する具体的な連帯を表す機会となるよう心から願っています。

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、この意向のために祈るようお勧めします。そして、さらに今晩から、四旬節の黙想に入る私のためにもお祈りをお願いします。私と一緒に教皇庁に働く人々も黙想に入ります。この沈黙と祈り、キリストとの親しい交わりの日々が実り大きなものとなるよう、聖母マリアが助けて下さいますように。

 

 

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