世界病者の日
病者との出会い・挨拶
(2004.2.11)

 

 

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 今からちょうど20年前のルルドの聖母の祝日、私は「苦しみのキリスト教的な意義」についての回勅を発表しました。この祝日を私が選んだわけは、ルルドの聖母が病人たちや苦しむすべての人々に向けるそのメッセージを考えてのことでした。

 今日も私たちの目は、おのずからルルドの聖母のご像に向かいます。聖母のご像の足元には「私は無原罪の御宿りです」と記されています。「無原罪の御宿り」という言葉は、今年この聖ペトロ大聖堂では特別な響きを持っています。この場所で150年前、教皇ピオ9世は聖母の「無原罪の御宿り」を荘厳に信仰箇条として宣言したのです。

 まさしく無原罪の御宿りこそ、神の創造の業とその贖いの業の真理を示す神秘です。今日記念する「世界病者の日」の私のメッセージは、この神秘から取られています。

 聖母マリアに目を向けることによって、私たちの心は希望に大きく開かれます。なぜなら、私たちが素直に神の御旨に謙遜に従う時、神がどれほど偉大なことを実現されるかを目の当たりにするからです。

 「無原罪の御宿り」は死に対する生命、罪に対する愛、あらゆる霊肉の病いに対する救いの輝かしい「しるし」です。

 それはまた慰めと確実な希望の「しるし」でもあります。聖母マリアの中で実現されたことは、すべての人々に神が与えようとしている生命と喜びと平和の前表なのです。


 

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