親愛なる兄弟姉妹の皆さん
マタイの福音書2章2節には、「私たちは彼を礼拝しに来ました」という東方からの博士たちの言葉が記されています。まさしくこの博士たちの言葉は、今年の8月ドイツのケルン市で予定されている「世界青年の日」のテーマとして選ばれました。
ドイツおよび世界中の国々の若者たちに、神の御子を礼拝しに遠く東方の国々からベトレヘムにやってきたあの博士たちのように、キリストの中に神の御顔を見出すためのこの重要な出会いに向けて、今から精神的な準備を始めるようにと心から勧めます。
主の公現の大祝日は、宣教者としての子どもたちを記念する日でもあります。子どもたちは教会の現在であり未来です。世界の福音化にあたって、子どもたちは重要な役割を持っています。子どもたちはその祈りによって、世界の救いと改善に貢献しているのです。
アジアを襲った津波の小さな犠牲者たちのために祈りを捧げながら、私は飢餓や様々な病気、戦争やテロの幼い犠牲者たち、いかがわしい目的のために連れ去られ、酷使され、消えていく多くの子どもたちのことも忘れることはできません。
私の思いは、これら小さな者たちの保護のために働く多くの人々の所に感謝と共に向かいます。主は言われました「子どものように神の国を受け入れない者は、天の国に入ることはできない」と。
今日、主の公現の大祝日に、キリストを子どもたちのような心で礼拝するよう示される聖母マリアが、私たちをお助けくださいますように。
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